阿賀野川下流の、とある土手。
風に揺れるように可憐に咲く黄色い花がある。
たんぽぽもどき。正式な名前は「ブタナ」という。
ここには40年ほど前、在来種のタンポポがいっぱい咲いていたという。
近くにあるたんぽぽ保育園は、
遠くにワタゲが飛んでいって花を咲かせるたんぽぽのように子どもたちも育っていく
そんな願いをこめて「たんぽぽ」と名付けた
―と聞いたことがある。
うちが17年前ここに引っ越してきたとき、土手には、すでに在来種タンポポは少なかった。
でも、土手をこえて川方面に下ると、アシだかヨシが群生していて、その先の、川沿いの小さな森に、在来のタンポポが今も生息している。
在来のタンポポは、地表近くにどっしり咲く。
ここで毎朝ワタゲをふーっと飛ばして、ヨモギの若芽をちょっとつまんで朝ゴハンの前菜にするのが、私の日課。
次の日、「たんぽぽもどき」は、草刈り機でだいぶ刈り取られてなくなっていた。
一輪いただいて、家の花瓶にさした。
去りぎわの小さな黄色い花ライトアップ
